当教室について

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ご挨拶

診療部長 津川浩一郎(主任教授)

 私たちのホームページへようこそ。ご覧いただき感謝します。
 私たち聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科は、乳癌、甲状腺癌などの悪性疾患を中心に乳腺疾患、甲状腺・副甲状腺疾患を診療しています。
 大学の教室としては、大学病院、ブレスト&イメージング先端医療センター附属クリニック、川崎市立多摩病院、横浜市西部病院に人員を配し、地域医療への貢献、研修医・若手医師の教育、研究に大きく力を入れております。大学においては、将来の外科医としての医学生の教育にも積極的に取り組んでいます。
 本ホームページは、聖マリアンナ医科大学 乳腺・内分泌外科の診療、教育、研究などの活動をご紹介しています。私たちの活動に少しでもご興味、ご理解を賜れれば幸いです。

 

私たちのモットーについて

「患者さん一人一人に寄り添い、専門性の高い『愛ある医療』を提供します」が私たちのモットーです。
「愛ある医療」は聖マリアンナ医科大学の「建学の精神」と「本学の使命」から生まれた言葉です。生命の尊厳に基づく人類愛に根ざした医療はすべての医療行為の基本と考えます。乳腺・内分泌外科は一般外科から分化した専門性の高い分野です。患者さん一人一人に寄り添った専門性の高い医療を提供することが私たちの使命であると考えています。

 

私たちの教室の歴史について

 聖マリアンナ医科大学が昭和46年(1971年)に開学した際には第一外科、第二外科で乳腺・甲状腺疾患の診療が開始されました。乳癌領域で特筆すべきは、昭和48年(1973年)に第2代の第一外科主任教授として着任された渡邊弘(わたなべひろむ)先生のご活躍です。渡邊先生は乳癌手術をご専門とし本邦でいち早く乳房温存手術を導入され、普及に努められました。また平成3年(1991年)には第1回の日本乳癌検診学会を主宰されておられます。
 その薫陶を受けられた福田護(ふくだまもる)先生が、平成9年(1997年)に病院診療科、平成11年(1999年)に統一した外科学教室の一部門としての乳腺・内分泌外科の初代教授となられています。さらに、平成21年(2009年)3月に乳腺疾患の診療に特化したブレスト&イメージング先端医療センターが開設、平成22年(2010年)9月に津川浩一郎(つがわこういちろう)が乳腺・内分泌外科2代目教授として着任し現在に至っております。
 このように、ルーツをたどれば、昭和、平成、令和と半世紀に渡っての歴史を持つ教室です。先達に学び、仲間を増やし、さらに発展させていきたいと思います。

 

私たちの目指すところ

 診療においては、それぞれが高い専門性を持ったメンバーからなるチーム医療を目指しています。精度の高い診断に基づく外科治療、放射線治療、薬物療法はもちろんのこと、整容性に優れた乳房再建、妊孕性温存、遺伝性乳癌の管理、QOLを重視した転移乳癌の治療、緩和ケアなど、他科と協力する集学的治療・ケアが欠かせません。患者さん一人一人にあった個別化医療を実践し、患者さんの高い満足度を目指しています。おかげさまで所在地の神奈川県川崎市のみならず、横浜市、東京都、さらには全国から多くの患者さんに来ていただいている実績があります。
 若手を育て新しい専門医を輩出することも私たちの使命です。乳腺外科は女性医師が多い分野ですが、女性が働きやすい職場は男性も働きやすい職場です。それぞれの立場を尊重し合い、明るく働きやすい教室を目指しています。
 最後にイノベーションです。医療の世界は日進月歩です。常に新しい知識・情報を収集しより良い診療に結び付けていくことが重要です。積極的に新規薬剤開発の治験などにも参加していますが、自らも新しい医療を生み出すべくリサーチマインドとチャレンジスピリッツを持つ医師が活躍する教室を目指しています。



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