診療案内
受診について
当院では患者さんの待ち時間を短縮するために、完全予約制を導入しています。 ご予約方法は以下を参照してください。
紹介状のない方
必ず他の医療機関からの「紹介状(診療情報提供書)」と受診の予約が必要です。書式は問いません。
- 過去に当院での受診歴はあるものの乳腺内分泌外科の予約がない方も、現在治療中、定期的な経過観察中の方を除き、他院からの紹介状と受診の予約が必要です。
- 6ヶ月以上ご受診いただいていない場合も、紹介状と受診の予約が必要となります。
紹介状のある方
こちらをご参照下さい。
紹介状を持参されていても、予約がお済みでないまま来院された方は、メディカルサポートセンター窓口11にお進み下さい。
- 注意! 予約がない方は、既に予約されている方の診察が優先されるため、原則ご来院日に受診できません。ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
一般の患者さん (初めて受診する方)医療関係の方 (患者さんの紹介について) |
診療の流れ
診察・検査
視・触診
乳房のしこり、皮膚の変化、乳頭分泌物、わきの下のリンパ節などを診察します。
マンモグラフィ
乳房専用のレントゲン撮影です。触診ではわからないような、微細な石灰化をともなう病変や、早期のがんを発見することもできます。透明なプラスチック板で左右、上下と乳房をはさんで撮影します。
超音波検査(エコー)
ゼリーをつけて行う検査です。放射線を使用しないので妊娠中の方でも検査が可能です。マンモグラフィではわかりにくい病変が見つかることもあります。
細胞診
超音波検査でしこりやリンパ節の位置を確認しながら、細い注射の針を刺して細胞を針の中に吸い込み、顕微鏡で良性か悪性かを調べる方法です。
組織診
外来で、局所麻酔をして行います。細胞診で使うものよりやや太めの針を刺し、しこりの一部組織を採り顕微鏡で調べる方法です。針の種類にはいくつかあり、バネ仕掛けの針を用いる「針生検※」や、より多くの組織を採取することのできる「吸引式針生検」(マンモトーム®、バコラ®、エンコア®)などがあります。この検査により後に述べるがんの性質(サブタイプ)がわかります。
- 「針生検」では、がんのごく一部しか採取できないため、「非浸潤がん」と診断されても、手術で取って詳しく全体を調べてみると「浸潤がん」と診断されることもあります。浸潤がんの周囲では乳管の中にとどまりながら伸展していることもあり、がんの広がりを正確に知ることが切除範囲やその方法(乳房温存術や乳房切除術)を決めるうえで重要です。
MRI(磁気共鳴画像診断)
主に、乳がんの広がりを確認するために撮影します。強力な磁場の中で、磁気の力を利用してからだの組織を撮影する検査です。乳房を撮影するときは専用の装置が必要で、うつ伏せになって撮影します。造影剤を使います。当科では、新百合ケ丘にあるブレスト&イメージングセンターで主に行っています。ペースメーカーや人工関節、ウイッグなど金属があると撮影できないことがあります。(骨転移の検査にも用います。このときは造影剤は使用しません。)
CT(コンピュータ断層診断)
X線を用いてからだの断面を画像化する検査です。乳房や近くのリンパ節、遠くの臓器(肺・肝臓・骨)に病変がないかを同時に評価することが可能です。造影剤を使って行うことが多いです。
骨シンチグラフィ
がんが骨に転移していないか、全身の骨を調べる検査です。骨折の既往や炎症があっても陽性を示します(偽陽性)。ラジオアイソトープ(放射性同位元素)を使います。
PET-CT:必要時(他院で)
全身のがんの転移を調べる検査です。がん細胞は通常の細胞に比べてブドウ糖を3〜8倍取り込む特徴があり、この仕組みを利用してブドウ糖に近い検査薬(放射性同位元素:FDG)を注射して撮影します。
PETを用いたマンモグラフィ(PEM)も乳がんの診断に有用で必要に応じて行います。
腫瘍マーカー(CEA、CA15-3など)
がんは特徴的な物質を産生することがあり、そのうち血液中に増加する物質を腫瘍マーカーとして検出します。がんが転移・再発したとき、治療の効果をみるのに一つの指標として測定します。
関連リンク
凍結療法
2018年より当院附属クリニック(ブレスト&イメージングセンター)では、早期・低リスク乳がんに対する凍結療法の自費診療を行なっています。
適応、費用などはリンク先をご参照ください。
ゲノム医療推進センター
ゲノム医療推進センター乳房再建(形成外科)
当院では、形成外科と連携し自家組織及びシリコンインプラントによる乳房再建を行なっています。
形成外科生殖医療センター
がんと診断を受けて間もない患者さんにとって、生殖医療の知識を正確に理解し、妊孕性温存治療を行うか否かを決定することは容易ではありません。治療によりどのくらい生殖機能が低下するのか、温存治療により妊娠の可能性はどれくらい残るのか、不確実性の中で自分は何を選択するのか、治療開始までの限られた時間の中で様々な選択が求められます。
当施設では医師のみならず、看護師、心理士、薬剤師、ソーシャルワーカーなどのヘルスケアプロバイダーによる連携体制を作り、適切な時期に的確な情報提供を行い、患者の意思決定に関わる問題点を個々に抽出し、患者自身が納得できる自己決定を選択できるように支援していきます。
がん相談支援センター
当院でがんと診断された方、治療中の方やそのご家族の、治療や生活に対する不安に対して適切な情報を提供します。内容により、がん領域の認定看護師、がん薬物療法認定薬剤師、管理栄養士、臨床心理士など専門スタッフとの相談もできます。
がん相談支援センター緩和ケアセンター
緩和ケアセンターは、医師・看護師を中心とした多職種が連携して緩和ケアに関する切れ目のないチーム医療を提供いたします。
緩和ケアセンター動物介在療法
動物介在療法外来担当表・スタッフ紹介
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スタッフ紹介はこちらをご覧ください